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梅雨を楽しもう!6月6日は「梅の日」

6月6日は「梅の日」って知っていましたか?
6月は梅が旬で、6と6で覚えやすいから?なのでしょうか。
そういえば、梅雨にも、“梅”の字が使われています。梅とは何か関係がある?うん、ありそうですね。
ふくよかな青い梅の実が出回るこの時期は、美味しい梅干、梅酒、梅シロップ作りなど、たのしい“梅しごと”の季節です。意外と知らない梅のこと、梅雨との関係などなど、ちょっと理解して、梅雨の楽しみごと“梅しごと”を満喫してしまいましょう。

「梅の日」「梅雨」の由来って?

梅の日の由来は、今をさかのぼること460年以上前の室町時代、晴れの日が続いて田植えができず人々は不作に困っていました。神様のお告げにより、後奈良天皇が賀茂神社に詣で、梅を賀茂別雷神に奉納して祈ったところ、たちまち雨雲が現れ大雨が降りはじめ、作物に恵みを与えました。
この話が、宮中の日記 「御湯殿上の日記」に記されていて、後奈良天皇が梅を献上した日が1545年4月17日 (現在の6月6日)だったことから、日本一の梅の産地・紀州梅の会では、6月6日を 「梅の日」 と定めました。

ちなみに、
恵みの雨が降った後、人々はその雨のことを「梅雨」と呼ぶようになったとか…。
他にも、この時期に梅の実が熟すからとか、毎日雨が降ることから「毎」の字に当てられたとかの説も。また、「つゆ」とよむ理由も「露」にかけたもの、梅が熟し潰れることから「潰ゆ」にかけたものなど様々ないわれがあります。
どうやら、梅と6月と雨は、切っても切れない関係のようです。

 

梅について

■ 種類
ウメは、バラ科サクラ属スモモ亜属の落葉高木。品種は約300種類超。
食用にする果実を取るための梅 「実梅(みうめ)」、観賞をするための梅 「花梅 (はなうめ)」 に分けられます。
花の色は、白色、紅色、淡紅色があり、時期は2月~3月で葉がでる前に花を咲かせます。一般的に、白梅の方が紅梅よりも早く咲き出します。

■ 栄養・効果
梅は三毒(食べ物・血液・水の毒)を断つといわれ、古くから健康食として食べられてきました。
梅には、クエン酸、リンゴ酸が豊富に含まれ、殺菌作用や体内の炎症を癒す効果があり、胃腸の働きやカルシウム吸収を促進します。また疲労回復にも良く効きます。
また、梅干しには食中毒菌の繁殖を抑える働きがあるので、食中毒になりやすい6月にはありがたい食べ物です。

 
【プチ情報】 ”梅干しとうなぎ”
昔から食べ合わせ(食い合わせ)が悪いものといわれている ”梅干しとうなぎ”。
本当のところ、科学的な根拠がなく、まったくの迷信だそうです。それどころか、ビタミンB1が豊富なうなぎと、クエン酸&リンゴ酸の働きで疲労回復に優れた梅干しの組み合わせ、実は夏バテに最適なのです。
土用の丑の日は、鰻とともにぜひ梅干しをどうぞ。