梅雨を楽しもう！梅雨の季節に美しい ” 紫陽花（あじさい） “

6月から7月にかけて見ごろを迎える紫陽花（あじさい）。しっとりと濡れた姿も美しく、梅雨ならではの風情を感じさせてくれます。うっとおしい雨が続くとついついインドアになりそうな季節ですが、雨の中みずみずしく咲くあじさいの景観を楽しめるのも梅雨ならではこそ。。
あじさいの花のこと少し予習して、この季節にしか味わえない色鮮やかなあじさいの美しさを楽しみましょう。

あじさいとは？
あじさいの名前の由来
あじさいの種類（代表的なもの）
あじさいの花言葉
おすすめ！あじさいを楽しむスポット
- ■ 本土寺（千葉県松戸市）
- ■ 白山神社「あじさいまつり」（東京都文京区）

あじさいとは？

日本が原産地。ガクアジサイが元もとの花です。
万葉集の中にもあじさいを詠んだ句があったのですが、花色の変化から移り気な様子が連想されたのか、1000年以上あまり人気がありませんでした。その後日本からヨーロッパへ渡って品種改良され、ハイランドシア（西洋アジサイ）の名で逆輸入されてから現在の人気へ。海外では、桜や椿と並んで日本を代表する花とされ、フランスでは「日本のばら」と呼ばれています。

あじさいにはアントシアニンという色素が含まれており、これにアルミニウムが混ざると青色へと変化していきます。アルミニウムは酸性土壌に溶ける性質があり、土壌がアルカリ性であればピンク色、酸性であれば青色になり、根がアルミニウムを吸い上げる量によって色が微妙に違い、同じ株でも違う色の花をつけることがあります。

ちなみに、花のように見える部分は、「萼（がく）」で、花はその中の小さな点のような部分。この萼は、「装飾花」と呼ばれています。

あじさいの名前の由来

あじさいの学名「Hydrangea（ハイドランジア）」は、ギリシャ語の「水（hydro）＋器（angeion）」で、「水の器」を意味しています。水を好み、乾燥するとすぐに元気がなくなってしまうあじさいの性質が由来とされています。
和名の「あじさい」は、「あづ（集まる）＋さあい（真藍・青い花）」で青い花が集まって咲いている様子から転訛されたものという説が一般的です。