京都にいくと、かならず寄りたくなるお店があります。
北野天満宮近くの粟餅屋さん。
1682年創業、300年以上の歴史のあるお店「粟餅所 澤屋」。
お店にはいると、
やさしそうなおじいちゃんとおばあちゃんが粟餅の入った大きな器の前で迎えてくれます。
メニューは、粟餅のみ。餡でくるんだ粟餅と、きな粉をまぶした粟餅のセットだけなので悩みません。
「5つの粟餅を2つ。」そう言うと。同時におじいちゃんとおばあちゃんの手が動き出して粟餅を作り始めます。すべて注文してから作ってくれます。作り置きはありません。
席に座って、また此処にこれたな〜。とか思う間もなく。
お茶と木のお皿にのった粟餅が出されます。
餡が3つ。きな粉が2つ。
なんとも癒されるみた目です。餡の艶。餡に寄り添うきな粉。
まず、餡の方をぱくっと一口でいただきます。
温かくて、ふわふわ〜、甘過ぎない餡も絶妙。
そしてきな粉。きな粉の風味と粟餅のモチ感が素敵。
あとは、餡、きな粉、餡。5つあっという間です。
そして、お茶をいただきながら、
もう一つのお楽しみ。
静かに座っているおじいちゃんとおばあちゃんが
お客さんが入ると、すっと無言で粟餅をつくり始める姿。
微笑ましく、ちょっとぜんまい仕掛けのお人形のようで、
ほっこりします。
ごちそうさまでした。
また、京都にきた時は、お邪魔しますね。
粟餅所 澤屋
京都市上京区北野天満宮前西入紙屋川町838-7
TEL:075-461-4517
営業時間: 9:00~17:00(売れきれ次第閉店)
5つ(餡3、きな粉2) 600円
3つ(餡2、きな粉1) 450円