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至福の富士登山!(2) 登山ルートはどこがいい?

いつきで、登れないことを知った富士山。
聖徳太子は、馬で駆け登ったという伝説があります。

奈良時代に信仰の対象となり、平安時代から修行の場、江戸時代には、富士信仰として登山が増え、明治時代になって、女人規制が解かれ、登山が身近になりました。
今では、年間23万人が富士登山をしています。

世界遺産登録後、登山者は減った?!

世界遺産に登録された2013年が31万人、2014年28万、2015年23万人なので、
世界遺産登録以降、増えていると思いきや、毎年減っています。

環境省 夏期の富士登山者数
http://kanto.env.go.jp/to_2015/29.html

考えられる理由として、
・マイカー規制が強まって、車で気軽にいけなくなった。
・火山活動を心配している。
・日帰り登山の自粛を行政、マスコミが働きかけているので弾丸登山者が減った。
等々です。

富士山の登山ルートは、4ルート

富士山の登山ルートは、4ルートあります。

・吉田ルート
・富士宮(ふじのみや)ルート
・須走(すばしり)ルート
・御殿場ルート

それぞれ、登山口の標高や、登山口までの利便性、登山道の地形、混み具合、トイレ設備 等、特徴がちがうので、よく吟味する必要がありそうです。

▼ 富士山の4大登山ルート
http://www.camp-outdoor.com/tozan/fujisan/course.shtml

初心者、そう。自分は初登山です、初心者であることを念頭において、コース選びをしてみます。

まず、登山時間、往復距離が長い、救護所がないルートは、選ばない方がいいので、
「御殿場ルート」は、今回対象外とします。

吉田ルート

登山時間:6時間10分、下山時間:3時間30分。往復距離14km。
登山者の6割がこのコースで登山。一番メジャーなルート。

いい点
施設も一番充実、各合目に休憩所あり。
御来光は、登山中どこからでも、見れるので、日の出に登頂できなくても、御来光は見れる。

問題点
一番混むルートなので、休日登山時は、登山コースが、渋滞する。
山頂から、更に富士山の一番高いところ「剣ケ峰」までは、往復で1時間半かかり遠い。

▼ 吉田ルート:富士登山オフィシャルサイト
http://www.fujisan-climb.jp/basic/trails/yoshida.html

富士宮ルート

登山時間:5時間30分、下山時間:3時間50分。往復距離8.5km。

いい点
登山時間、往復距離が、一番短いルート。
天気がいいと駿河湾が見える。
山頂から、更に富士山の一番高いところ「剣ケ峰」まで、往復で35分、3コースの中で一番近い。

問題点
登り、下りが同じルートなので、渋滞しやすい。
傾斜が急、岩場が多い。
御来光は、山頂付近では、山肌に隠れるので、日の出までに登頂できない場合、
御来光が、山からでる形になる。

▼ 富士宮ルート:富士登山オフィシャルサイト
http://www.fujisan-climb.jp/basic/trails/fujinomiya.html

須走ルート

登山時間:6時間50分、下山時間:3時間20分。往復距離13km。

いい点
登山者が少ない、6合目まで緑が多い。
御来光は、登山中どこからでも、見れるので、日の出に登頂できなくても、御来光は見れる。

問題点
山頂付近、吉田ルートと合流するため、渋滞する
山頂から、更に富士山の一番高いところ「剣ケ峰」までは、往復で1時間半かかり遠い。

▼ 須走ルート:富士登山オフィシャルサイト
http://www.fujisan-climb.jp/basic/trails/subashiri.html

山頂から剣ケ峰まで、いくなら、「富士宮ルート」、いかないなら、「須走ルート」が、良さそうですが、
至福を楽しむために、もう少し調べてみたいと思います。

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